タイズの面談|聞かれること・当日までの流れ・準備しておくこと

転職エージェントの面談は、何を聞かれるのか、何を準備すればいいのか、そもそも会いに行かないといけないのか——分からないことが多いまま日程だけが決まりがちです。

この記事では、タイズ(株式会社タイズ)の面談について、申し込みから当日までに何が起きるのかを公式サイトの公表情報から順に整理しました。結論を先に書くと、面談の中心は条件のすり合わせではなく、転職を考えた経緯と価値観の掘り下げです。 対策も書類も要りませんが、頭の中の整理はしておく価値があります。

先に結論:3つだけ押さえれば足ります

1. 聞かれるのは、条件よりも経緯と価値観です。 公式は面談で「転職をお考えになられた経緯、本質的に大切にされている価値観等」を掘り下げると説明しています。年収と勤務地を伝えて求人を待つ、という場ではありません。

2. 申し込みの時点で書類は要りません。 申し込みフォームの必須項目は、氏名・メールアドレス・電話番号・生年月日の4つだけ。履歴書や職務経歴書の提出欄はありません。書類作成のアドバイスは、面談の中で受けられる工程として書かれています。

3. ただし、全員が面談まで進むわけではありません。 申し込みと面談のあいだに「求人状況の確認」という工程があります。ここで紹介できる求人がないと判断されると、面談に至らないことが公式に明記されています。

以下、申し込みから順に、それぞれの根拠を見ていきます。面談の形式(対面と電話の2つがあり、電話だけでも完結できます)についても途中で触れます。

申し込みから面談までの流れ

公式サイトに掲載されている流れのうち、面談までは3ステップです(登録から転職までの流れ)。

#工程何が起きるか
1転職支援サービスのお申し込み登録フォームから申し込む。3営業日を目途に返信がある
2求人状況のご確認登録内容をもとに現在の求人状況を確認。興味のある求人がある場合は合格可能性も調べる
3コンサルタントとの面談(対面/お電話)担当コンサルタントから電話かメールで連絡が来て、面談を行う

転職支援サービスはすべて無料です。

注意したいのは手順2です。ここに「ご経験やご希望によっては、企業側へのご応募や面談などのサービスをご提供できない場合がございます」という注記があります。申し込めば必ず面談、ではありません。この工程については後の章で改めて触れます。

面談は電話でも受けられます

公式の表記は「対面/お電話」の2形式です。面談前の連絡についても「担当コンサルタントより、お電話かメールでご連絡を行い」と書かれています。

現職を続けながら転職活動をする場合、この差は小さくありません。公式サイトには、育児と仕事を両立しながら電話で相談した30代女性の事例が掲載されています(利用者の声)。また、電話とメール中心で進めた20代・生産技術の方の声もあります。

心の距離をとても近くに感じる事ができてメールでも電話でも仲の良い友人と楽しくおしゃべりしてるような感覚で自己分析や面接対策ができました。

なお、Web会議やビデオ通話での面談については、公式サイトに案内が見当たりません(2026年8月時点)。カメラ越しで話したい場合は、申し込み時に確認しておくのが確実です。

面談の前に用意するものはあるか

申し込みの時点では、書類は必要ありません。

申し込みフォームの必須項目は、氏名(フルネーム)・メールアドレス・電話番号・生年月日の4つです。履歴書や職務経歴書をアップロードする欄はなく、公式サイト上でも「無料簡単登録1分!」と表記されています。Google・LinkedIn・LINEのアカウント連携による入力補助もあります。

公式の流れを見ても、面談より前に書類を提出する工程はありません。むしろ書類はタイズ側が支援する対象として繰り返し登場します。

  • 面談(手順3)の中で「書類作成アドバイス」を行う
  • アナログマッチング®の説明には「応募書類添削」
  • 選考通過率について説明したページには「徹底的な書類添削・模擬面接を実施」

ただし、公式が「面談前は不要」と明言しているわけではありません。面談の案内時に別途求められる可能性は、ページ上で否定されていません。確実を期すなら、申し込み時に確認してください。

では、何を準備しておくといいか

書類が要らないとしても、手ぶらでいいという意味ではありません。面談で聞かれることを踏まえると、頭の中を整理しておく価値はあります。

面談で聞かれること

公式の説明では、面談で扱うのは次のとおりです。

ご面談では、お仕事をする上での価値観やご経験、ご希望などをお伺いしながら、求人のご紹介や転職活動全般、書類作成アドバイスなどを行います。

さらに掘り下げる項目として、「転職をお考えになられた経緯、本質的に大切にされている価値観等」が挙げられています。具体的には働きごこち・社風・希望する会社の方向性・仕事のハードさです。

条件のヒアリングだけでは終わらない設計になっているのは、タイズが掲げるアナログマッチング®(商標第5760248号)の考え方によるものです。年齢・職種・勤務地・年収に加えて、社風・働きごこち・将来性・スピード感・やりがいまで見て求人を絞る、と説明されています。「ハードな職場環境を求めていない方には、ハードな職場環境の会社を紹介しない」という記述もあります。

本音を言っていいのか

言って構いません、というより、言わないと機能しない設計です。

公式は「時には耳の痛いこともプロとしてアドバイスさせていただくこともございます」と書いています。さらに、この進め方の結果として「当初のご希望とは異なる職種・勤務地・業界などを自ら選択される方が多数おられる」ことを、アナログマッチング®の特徴として挙げています。

つまり、面談は希望条件を確定させる場ではなく、希望条件そのものを検証する場として置かれています。伝えた条件がそのまま通ることを前提にすると、噛み合いません。

転職するか迷っている段階でも相談していいのか

タイズは「転職しない方が良い人に無理に勧めない」という方針を公式に掲げています。迷いを隠して「転職する前提」を演じる必要はありません。

面談の質を上げるために、求職者側でできること

ここまでは公式の説明を整理してきました。そこから一歩踏み込んで、面談から持ち帰れるものを増やすためにできることを2つ挙げます。

面談の終わりに、フィードバックをもらう

話した内容が企業へどう伝わるかを、すり合わせておく

面談で話した転職理由や希望は、応募の段階でコンサルタントの手を経て企業へ伝わります。ここに、求職者側から関与できる余地があります。

面談まで進めないことがある

申し込みと面談のあいだにある「求人状況のご確認」で、紹介できる求人がないと判断されると、面談に至りません。公式の注記は次のとおりです。

ご経験やご希望によっては、企業側へのご応募や面談などのサービスをご提供できない場合がございます。あらかじめご了承ください。

不親切に見えるかもしれませんが、順番としては合理的です。面談まで進んでから「紹介できる求人はありません」と言われるより、先に分かるほうが時間を失わずに済みます。

止まりやすいのは、メーカーでの勤務経験がない場合です。ただし「未経験」は中身によって大きく違います。メーカーに勤めていて職種を変えるのか、メーカーそのものが初めてなのか。前者と後者では、手順2の結果は変わります。

面談のあとに起きること

面談で終わりではなく、そのまま選考が続きます。

工程内容
選考(書類・面接)応募先を決定し、コンサルタントが企業に紹介。書類選考通過後は日程調整や面接アドバイス
内定・退職交渉・入社内定後の条件確認・入社日の調整・退職交渉のアドバイス
入社後フォロー「入社はゴールではなくスタート」として、入社後も連絡を取り合う

内定後については、公式の言葉が「アドバイス」である点に注意してください。条件交渉や退職交渉を代行する、とは書かれていません。どこまで対応してもらえるかは面談で確認するのが確実です。

よくある質問

面談の前に履歴書・職務経歴書は必要ですか。
申し込みフォームの必須項目は氏名・メールアドレス・電話番号・生年月日の4つで、書類の提出欄はありません。書類作成のアドバイスは面談の中で受けられます。ただし公式が「面談前は不要」と明言しているわけではないため、確実を期すなら申し込み時に確認してください。
申し込んでからどのくらいで連絡が来ますか。
3営業日を目途に返信があります。連絡手段は電話かメールです。
面談は電話だけで完結できますか。
できます。公式の表記は「対面/お電話」の2形式で、面談前の連絡も電話かメールです。ただしWeb会議・ビデオ通話については公式の案内がないため、必要な場合は申し込み時に確認してください。
面談で本音を言っても大丈夫ですか。
大丈夫です。公式は「時には耳の痛いこともプロとしてアドバイスさせていただくことがある」と書いており、当初の希望とは違う職種・勤務地・業界を自ら選ぶ方が多いことを特徴として挙げています。条件を確定させる場というより、条件そのものを一緒に検証する場だと考えてください。
転職するか迷っている段階でも相談していいですか。
問題ありません。「転職しない方が良い人に無理に勧めない」が公式の方針です。迷いを隠す必要はありません。
面談は必ず受けられますか。
受けられない場合があります。申し込みと面談のあいだに求人状況を確認する工程があり、経験や希望によっては応募や面談を提供できないことが公式に明記されています。
費用はかかりますか。
かかりません。転職支援サービスはすべて無料と記載されています。

まとめ

  • 面談で聞かれるのは条件だけでなく、転職を考えた経緯と、大切にしている価値観(働きごこち・社風・会社の方向性・仕事のハードさ)
  • 申し込みの必須項目は4つだけで、書類の提出欄はない。書類作成のアドバイスは面談の中の工程
  • 面談は対面と電話の2形式。電話だけで完結できる。Web会議・ビデオ通話の案内は公式に見当たらない
  • 本音を言ってよい。当初の希望と違う選択に行き着く方が多いことが、特徴として挙げられている
  • 迷っている段階でも相談してよい。「無理に勧めない」が公式方針
  • ただし申し込めば必ず面談ではない。手順2で紹介できる求人がないと判断されると面談に至らない
  • 内定後は「アドバイス」までが公式に書かれた範囲。代行とは書かれていない

準備すべきは書類ではなく、自分の中の優先順位です。それが固まっていなくても、面談はその整理に使えます。すでに動いている選考があるなら、それも先に伝えておくと話が早くなります。